三条市議会 2019-07-01
令和元年第 2回定例会(第6号 7月 1日)
さらに、これから三条市で行われる大会はほとんど
国際規格で行うのか、には、
国際規格の畳を敷き詰めた中で工夫をして、その大会の基準で試合を行えるようにする、とのことでした。
最後に、議第20号 令和元
年度三条市
一般会計補正予算であります。
コミュニティ助成事業助成金について、
南中自治会と西裏館一から三丁目自治会が助成団体となっているが、ほかの自治会からの申請はあったのか、また選定基準はあるのか、の質疑に対して、今年度は10件の申請があり、そのうち2件が採択となった、宝くじを財源とした
助成事業のため、どのように選定されているかは承知していない、との答弁でした。
また、
介護基盤整備事業費補助金を活用した
介護医療院への転換について、今後年次的に
介護型医療施設から
介護医療院への転換を考えている施設はあるのか、には、国の施策で令和5年度までに
介護療養型医療施設から
介護医療院への転換が求められており、転換への意向を示している施設もある、との答弁でした。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で
市民福祉常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、
経済建設常任委員長の報告をお願いいたします。8番。
〔登壇〕
○8番(山田富義君) おはようございます。ただいまから
経済建設常任委員会における審査の概要について報告いたします。
最初に、審査結果について報告いたします。
議第12号及び議第20号の以上2件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
報第5号については、
全員異議なく承認すべきものと決定いたしました。
次に、主な質疑の内容について報告いたします。
まず、議第20号 令和元
年度三条市
一般会計補正予算であります。第6
款農林水産業費では、
多面的機能支払交付金において、どういう内容で地区別にどのような状況でやっているのか、との質疑に対し、現在市内では6組織がそれぞれ
農地維持支払いの取り組みと
資源向上の要望活動を行っている、そのうち
三条広域協定、
栄広域協定、
下田広域協定の3組織が
資源向上の
長寿命化対策に取り組んでいる、との答弁がありました。
また、今回の
補正予算に組まれているのは栄地域だけだが、
三条地域、下田地域の取り組みはないのか、には、そのほかの組織に関しては今年度加算措置の取り組みを行わないとのことで、今回の補正の対象外となっているものである、とのことでした。
第7款商工費では、
観光資源開発事業の事業内容において新たな
地域農産物の発掘とあるが、どのような農産物を把握しているのか、との質疑に対し、下田のウコンやコクワなど、おなじみになっているもののほかにも特産物になり得るものを調査している段階である、との答弁がありました。
第2表、
債務負担行為補正では、
借入金利息の額が出ているが、市の指定の金融機関などと協議をして出したものではないのか、との質疑に対し、限度額としてこれまでの実績から利息の利率を定めたものであり、金融機関との協議はしていない、との答弁がありました。
次に、報第5号
専決処分報告についてであります。
温泉保養施設等整備基金積立金において露天風呂の改修などがあったと思うが、それによって集客力がアップしたなど、何かいい方向に向かっているのか、との質疑に対し、30年度の入り込み客数については、26年度に比べると2万人ほど落ちている状況であるが、29年度に比べると少し向上している、SNSでの発信や令和に変わった時点でのイベントをマスコミに取り上げてもらったことによって少し集客が上がってきた、との答弁がありました。
また、集客について今年度の見通しとしてはどうか、には、これから増加していくように努力していきたい、とのことでした。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で
経済建設常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 最後に、
総務文教常任委員長の報告をお願いいたします。4番。
〔登壇〕
○4番(野嵜久雄君) おはようございます。それでは、ただいまから
総務文教常任委員会における審査の概要について報告いたします。
まず、当委員会の審査結果について報告いたします。
議第4号から議第8号及び議第10号の以上6件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定。
議第13号から議第17号の以上5件については、いずれも賛成多数で同意すべきものと決定。
議第19号については、
全員異議なく同意すべきものと決定。
議第20号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定。
次に、報第1号については、賛成多数で承認すべきものと決定。
報第2号については、
全員異議なく承認すべきものと決定。
報第4号については、賛成多数で承認すべきものと決定。
報第5号については、
全員異議なく承認すべきものと決定。
請願第6号については、
全員異議なく採択すべきものと決定いたしました。
それでは、主な質疑の内容を報告いたします。
最初に、議第8号 三条市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでは、今回の改正により三条市の
放課後児童支援員は具体的にどういった影響を受けるのか、と質疑があり、新潟県が実施する
認定資格研修しか受講することができなかったが、この改正により新潟市も研修を実施することができることになり、新潟市が市外の職員も受講の対象とすることを定めていただければ、新潟県及び新潟市が開催する両方の研修を受けることができ、研修の受講機会がふえると考えている、と答弁がありました。
次に、議第19号 動産の取得について、このはしご車の出動を想定している現場は
三条市内にどれくらいあるのか、と質疑があり、
三条市内には4階建ての
高層建築物が183棟あり、これらの火災に伴い出動することを想定している、と答弁がありました。
さらに、はしご車で届かないところはどのように消火活動するのか、には、はしご車では10階までの消火活動を想定しており、11階以上の火災については災害に強い非
常用エレベーターが設置されており、それにより消防隊が進入して、下からの
連結送水管で放水する活動を想定している、とのことでした。
最後に、報第1号及び報第4号
専決処分報告についてでは、
嵐南小学校・第一
中学校プールのふぐあいに係る
損害賠償請求訴訟について、
小中一貫教育の名目による1,500人の
小中一体校について、できたときから学校運営に問題が生じるのではないかというさまざまな懸念が出されていたが、プールの事故もその中の一つで、無理な使い方の中で起きたことだと思う、統廃合を強行したところに弊害があるのではないか、と質疑があり、学校の統廃合や学校の大規模化のことと今回のプールのふぐあいは関係がない、と答弁がありました。
さらに、裁判を続けることが三条市の教育をよくすることについてどれだけの意義があるのか、には、三条市の財産を守るという意味で必要なことと思っており、三条市の教育に影響を与えるものとは思っていない、とのことでした。
また、本来議会に上げるべきだったという答弁があったが、3月18日に判決が出て、4月1日が締め切りという中で、少なくとも議会を開くという何らかの努力はしたのか、と質疑があり、議会のほうとは当然のことながら一審の判決日がわかった時点でその後の対応についても逐次相談もさせていただいたが、方針を決めることの事の大きさといった部分で慎重に検討したことで時間がかかった、そのために最終的に議会を開催するいとまがなかったという状況になった、と答弁がありました。
また、三条市の主張が認められて必ず勝つと信じているが、万が一負けてしまった場合、きちんと説明できるよう体制を整えてもらいたい、には、どういう状況であったかということをきちんと説明できるようにしてまいりたい、とのことでした。
以上が主な質疑の概要です。
討論は、議第13号から議第17号、議第20号、報第1号及び報第4号に対し、容認できない部分があるとして反対の立場から、また議第20号、報第1号及び報第4号では、賛成の立場からそれぞれありました。
以上、当委員会における審査の概要を御報告申し上げ、
委員長報告といたします。
――
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○議長(
阿部銀次郎君) これより
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で
総務文教常任委員長の報告に対する質疑を終了いたしました。
――
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○議長(
阿部銀次郎君) これより討論を行います。
討論の通告がありますので、最初に、10番、西沢慶一さんに発言を許可いたします。10番。
〔登壇〕
○10番(西沢慶一君) おはようございます。
日本共産党議員団を代表して、議第13号から議第17号まで、
三条技能創造大学校舎棟の
建設工事に関して、
大学そのものの設置を認めるわけにはいかないという立場から反対いたします。
議第20号 令和元
年度三条市
一般会計補正予算の中で、
小中一体校費82万円は
嵐南小学校・第一
中学校プールの訴訟に係る口頭弁論に必要な経費の支払いであり、控訴に基づくものであり、反対いたします。
報第1号
専決処分報告について、内容は3月18日に出された判決に対し
東京高等裁判所に控訴するものでありますが、判決文は議会に示されず、議員の目を塞いでおいて、その上、時間があったにもかかわらず議会の審議を踏まえることなく
専決処分としたことは、いかにも横暴なやり方であり、到底許せません。
プール事故の
根本的原因は、
小中一貫教育の名目で4つの学校を統廃合し、1,500人の
マンモス校をつくったことから学校運営に無理が生じ、弊害を来したことに起因していると思われます。判決文で指摘された、原告内部においてプールの利用方法について共通認識が形成されていないこと、
特定行政庁でありながら、建築設計に関し何ら
専門的知識を有していないと主張すること自体失当――これは辞書によれば道理に合わないこととなっています、と言われたことに対し、大いに反省し、事故はなぜ起きたのか、今後その教訓をどう生かしていくのか検討すべきであります。そのためには、裁判中であり答えられないという態度でなく、判決文を広く市民に示し、情報を公開し、保護者、市民、行政が一体となって、今回の
プール事故を生かして子供たち一人一人が伸び伸びと学べる
環境づくりを形成すべきであります。判決文では、三条市の主張はことごとく退けられ、失当と言われたのが4カ所、原告の主張はいずれも採用することができないと言われたのが11カ所。およそ勝ち目のない裁判を市民の税金を使って続けることに三条市の教育にとってどれだけの意義があるのでしょうか。三条市の教育行政を進めるに当たっては大きな障がいを持つものであり、反対いたします。
報第4号は、報第1号で述べたとおり控訴に基づく支出であり、反対いたします。
以上を申し上げ、議員各位の賛同をお願いし、討論を終わります。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、20番、久住久俊さんに発言を許可いたします。20番。
〔登壇〕
○20番(久住久俊君) ただいま
嵐南小学校・第一
中学校プール訴訟について
専決処分をしたのは認められないとの御意見が述べられましたが、私
ども自由クラブは一審判決を認めることはできないという三条市の立場を支持しますし、上告の期限が迫っているわけですから、遅疑逡巡していると相手方に思わせないように間髪を入れず上告すべきであり、専決もやむなしというのが全員の意見でありました。一審判決は三条市の主張を
当事者能力なし、失当という激烈な表現まで使って批判しているわけでありますので、この判決を覆すようなロジックをもってきちんと反論し、二審では絶対勝つとの意気込みで取り組み、勝訴されますことを強く願うものであります。この件にかかわる
補正予算につきましても、同様の理由で賛成いたします。
甚だ簡単ですが、以上で討論を終わります。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で討論を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより採決を行います。
最初に、議第4号から議第12号の以上9件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも原案可決であります。いずれも原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、議第13号から議第17号の以上5件一括採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は、いずれも同意であります。いずれも同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
阿部銀次郎君) 起立多数であります。よって、本案はいずれも同意することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、議第18号及び議第19号の以上2件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも同意であります。いずれも同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも同意することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、議第20号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
阿部銀次郎君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、議第21号について採決いたします。
本案に対する
委員長報告は原案可決であります。原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、報第1号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は承認であります。承認することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
阿部銀次郎君) 起立多数であります。よって、本案は承認することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、報第2号及び報第3号の以上2件一括採決いたします。
本案に対する
委員長報告は、いずれも承認であります。いずれも承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも承認することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、報第4号について採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する
委員長報告は承認であります。承認することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
阿部銀次郎君) 起立多数であります。よって、本案は承認することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、報第5号について採決いたします。
本案に対する
委員長報告は承認であります。承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は承認することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 次に、請願第6号について採決いたします。
本請願に対する
委員長報告は採択であります。採択することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本請願は採択することに決定いたしました。
――
―――――――*=*=*=*=*=*―――――――――
◎日程第3. 議第22号 令和元
年度三条市
一般会計補正予算
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第3、議第22号 令和元
年度三条市
一般会計補正予算を議題といたします。
提案理由の説明をお願いいたします。副市長。
〔登壇〕
○副市長(若山 裕君) それでは、ただいま御上程をいただきました議第22号 令和元
年度三条市
一般会計補正予算について説明いたします。
この
補正予算は、国の委託を受け実施する事業に係るもので、6月21日に当市が委託先として決定されたことから、追加提案させていただくものでございます。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,496万円を追加し、補正後の予算の総額を534億8,267万9,000円とするものでございます。
第1表、歳入歳出予算補正について説明いたしますので、1ページをお願いいたします。第1表、歳入歳出予算補正の下段の歳出でございます。7款商工費、補正額1,496万円は、国の委託金を受け、鍛冶職人の技術習得の短期化等を図るため、熟練技術の継承に資する指導システムの構築及び評価を行うものでございます。
上段の歳入、15款国庫支出金、補正額1,496万円は、歳出の説明内容に伴う財源でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 午前10時45分まで休憩いたします。
午前10時32分 休憩
午前10時45分 再開
○議長(
阿部銀次郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑を行います。
この際、議長からお願いいたします。
質疑の発言時間は、議会運営委員会の協議結果に基づき行われますようお願いいたします。
それでは、2番、坂井良永さんに発言を許可いたします。2番。
〔登壇〕
○2番(坂井良永君)
日本共産党議員団を代表して、ただいま上程されました議第22号について質問いたします。
伝統的地場産業振興事業費は、国の委託を受け、若手鍛冶職人の技能習得の短期化を図るため、インターネットや電子機器を活用した熟練技術継承指導システムの構築、評価を行うとの説明です。総務省の報道資料のIoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築に係る委託先候補の決定における事業概要では、さまざまな環境におけるIoTシステムに関し、電波の能率的な利用を確保するため、適切な電波強度、システムの整備方法、コスト及び電波利用環境構築のデータ等を収集してガイドライン等として取りまとめることに資する地方公共団体、民間企業、大学、NPO法人等から成る地域の主体が行うIoTシステムの実証事業を行うものとあります。
総務省の別紙報道資料の委託先提案概要によれば、三条市は包丁研ぎ指導用ツールの開発を目的とし、職人や販売業者等に研ぎ技術を普及するというものです。熟練技術継承指導システムの構築、評価は、具体的にどのようなことをやり、どのような実証成果を目指しているのか質問いたします。
また、報道資料の委託先提案概要によれば、提案者が三条市役所、株式会社ものづくり学校とあり、実証内容、成果では越後三条鍛冶集団から動態データを収集することが書かれています。収集されたデータはどのように活用されるのか質問いたします。
また、この事業では新たに委託先の公募などは行わないで、株式会社ものづくり学校や越後三条鍛冶集団と決まっているのかお伺いいたします。
また、予算の中で事業協力謝礼金55万円、熟練技術継承指導システム構築等委託料1,441万円が計上されていますが、具体的な内訳についてもお伺いいたします。
○議長(
阿部銀次郎君) 商工課長。
〔登壇〕
○商工課長(片野義孝君) 私から何点かお問いについて答弁させていただきます。
まず、本事業でありますけれども、どのような事業を具体的に進め、どのような成果がということでございます。今回取り組みますのは、三条の鍛冶製品、これにつきましては1人の職人が複数の加工工程を積み重ねて高品質な製品をつくり上げているということでありますけれども、この製品ごとに加工法が異なることから、その技術継承が非常に困難な状況に今なっております。そうした中で、本事業では多くの鍛冶製品に共通する仕上げ段階の研ぎの工程、ここに着目し、最も普及している和包丁を対象に技術の開発を試みることで今後の技術伝承にIoTを利用する可能性について検証していくというものでございます。その結果、データベース化を図り、研ぎの技術を普及するまで実施してまいりたいと思っておりますけれども、将来的な活用については、まずはしっかりとこの鍛冶の中でも研ぎの技術のところの実証をしっかりと取り組む中で、今後の活用、将来的な展開について検討してまいりたいと思っているところでございます。
それから、データの活用でございますけれども、これにつきましては、ちょっと議案の関係と繰り返しになるかもしれませんが、こうしたデータを構築することによりまして、1つは、今現在市の新規鍛冶人材育成事業を取り組んでおりますが、それにかかわる人材の研ぎの指導期間、これが約1年、これを活用することで3カ月ぐらいまで短縮ができると見込んでおるところでございます。それから、もう一点、研ぎの技術体験者そのものを拡大しようということで、現在鍛冶道場で行っている市の研ぎ体験受講生、これが平成29年ですと673人でありますが、これを最大年2,000人ぐらいまで活用の幅を拡大していきたいと思っているところでございます。
それから、もう一点、御指摘もございましたが、卸業者の中で包丁の研ぎの技術が十分でない場合がございますので、そうした研ぎの習熟者を卸業者から輩出したいということで、目標としては年20人程度のそうした習熟者を輩出し、和包丁の販売促進効果につなげていきたいと考えております。
それから、公募につきましてですが、これについては御指摘のとおり、今回ものづくり学校及び越後三条鍛冶集団ということで、公募は行わずにその2団体と連携して取り組むものでございます。
それから、予算の関係でございますけれども、全体の今回の
補正予算、1,496万円でございますが、内訳としましては、今ほど申し上げた越後三条鍛冶集団の習熟技術の関係の事業協力謝礼金ということで55万円、それから委託料全体は1,441万円ですが、内訳としては、このシステム開発と開発システムの実証評価を行う株式会社ものづくり学校に1,353万円、それからセキュリティーにかかわる電波利用上の評価、この部分をお願いする新潟県工業技術総合研究所に対して委託料として88万円を計上しているところでございます。
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で質疑を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。
よって、本案につきましては委員会付託を省略することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより討論を行います。
討論の通告がありませんので、以上で討論を終了いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) これより採決を行います。
本案につきましては、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――*=*=*=*=*=*―――――――――
◎日程第4. 議員の海外派遣について
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第4、議員の海外派遣についてを議題といたします。
お手元に配付のとおり、三条市長から重慶市巴南区との友好都市締結の記念及び顎州市との友好都市締結25周年を記念した表敬訪問への同行依頼がありました。
お諮りいたします。
本依頼に基づき、重慶市巴南区及び顎州市の表敬訪問に同行するため、私、議長の
阿部銀次郎を海外派遣することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、重慶市巴南区及び顎州市の表敬訪問に同行するため、私、議長の
阿部銀次郎を海外派遣することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 先刻、小林誠さん外3人から議員発案第1号が提出されました。
お諮りいたします。
この際、議員発案第1号を日程に追加し、議題としたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、議員発案第1号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
――
―――――――*=*=*=*=*=*―――――――――
◎日程第5. 議員発案第1号 30人以下学級実現及び義務教育費国庫負担
制度の復元を求める意見書の提出について
○議長(
阿部銀次郎君) 日程第5、議員発案第1号 30人以下学級実現及び
義務教育費国庫負担制度の復元を求める意見書の提出についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本案につきましては各会派一致の共同提案でありますので、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は提案理由の説明を省略し、直ちに採決いたします。
本案につきましては原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
阿部銀次郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決定いたしました。
――
―――――――*=*=*=*=*=*―――――――――
○議長(
阿部銀次郎君) 以上で提出事件の全てを議了いたしました。よって、本日の会議を閉じ、第2回定例会を閉会いたします。
午前10時55分 閉会...